役員になる、ならない?

こんばんは。

会社設立のご相談を受けているとき、代表者以外の方から「役員になるか迷っている」「役員になった方が良いか」と聞かれるときがあります。

こんな役員は嫌だ

役員に課せられる法律上の義務等はひととおりご説明した上で結論にお導き致しますが、余程の事情が無い限りわざわざ役員になる必要はないと個人的には思います。

取引先との対外的な事情で、といった明確な理由があれば良いですが殆どのケースでメリットは無いかなと。

社会保険への加入目的で役員になる人もいますが、それはそれで明確な理由かなとも思います。

役員は決算期のわずかな期間でしか報酬を変えることが出来ないといった一般的な事情はネットで幾らでも出てきますのでそうした情報を参考にしても良いと言えます。

レアすぎてあまり出てこない話を敢えて挙げるとするならば設立からそう遠くないうちに住宅ローンを組もうとしている人は止めておくべきと言えます。

会社の代表者でなくとも役員であれば住宅ローンの審査時に決算書を提出しなければならず(フラットを除く)、赤字だと審査が厳しくなる場合があります。
設立から黒字続き、なんてことは滅多にないでしょう。

まぁ創業してすぐに住宅ローン組む人の方が少ないと思いますが、代表取締役等の代表者でなくとも役員という肩書があると、こと住宅ローンに関しては面倒が増えると認識しておくと良いと言えます。

明日から連休ですね。
コロナもまた増えてきておりますが、よく食べてよく寝てよく笑ってストレス溜めないように力を抜いてやり過ごしましょう。