司法書士の仕事?
こんばんは。
月末に慌てて更新、いつものパターンでございます。
今日は写真から。
この写真を見て「あー、あれね」と気づくのは司法書士くらいでしょうか。
登記識別情報、以前でいうところの(不動産の)権利証でございます。
この隠された部分に秘密の?暗証番号が記載されているのですが、旧式タイプは目隠しシールが貼られております。
で、このシールが剝がれない剥がれない。。。
無理に剝がそうとすると解読不可能になります。
アイロンで温める方法で剥がれる時もありますが、この方法を法務省(法務局)も推薦しているってのがもう笑ってしまいます。
これだけ大切な書類、法務省のミスで誰が大変な思いをしているかって、それは司法書士の皆さんでしょう。
「皆さん」と他人事のように書いたのは、私は担保設定が絡むような決済業務をやらないので、シールが剥がれないからと言って慌てるケースはあまり無いからです。
もちろん、慣れている司法書士はそうしたケースを想定して事前に動くんでしょうけど、この「余計な動き」は誰も保証してくれないでしょう。
お客さんは何も悪くないですし、司法書士がミスった訳でもない。でも、「余計に動く」ことに対して要した手間や時間に対してどこにも請求なりは出来ず。
法務省も「剥がれない」事情は認めていて再発行の手続きはしてくれます。してはくれますが、
「再発行ヨロシコ」
「はい、こちら改善版どす」
と言ってすぐに出てくるわけもなく、一定の手続きが必要。
これも「余計な動き」に変わりはない訳で。
聡明な先生方は「こうした事態にも司法書士が責任をもって対処する」と仰るかもしれませんが、私はちと違うなと思います。
最近、抹消の手続きで結構な枚数の登記識別情報が全て剥がれず、すんげー大変な思いをしたので不満がてら書いてみました。
なんとか全部解読できる程度に剥がすことが出来たので、今後は何とかなるなと少し自信がつきました。
ついた自信は「シール剥がし」。ね、笑っちゃうでしょう。
ということで、暑さ満点ですが、クーラーだけは我慢しないようお気を付けください。
明日も力を抜いてやり過ごしましょう。