続きの続き
こんばんは。
就労継続支援A型事業所の開業に向けて、今日は最後に「サビ管(サービス管理責任者)の確保」について簡単に。
ただ、今日の話はあまり参考にならないと思います。
と言うのも、サビ管を見つける簡単な方法は無いからです。
私が今日書きたかったのは、A型事業所を始めたいと思った時点でサビ管がいないのであれば開業は難しいということです。
ケースとしては少ないですが、これまで障害福祉サービス事業に何ら関わったことがない方が「開業したい」と相談に来られることがあります。
この場合、相談者様には2通りございます。
1つは「人員の確保が出来ている」。
もう1つは「人員の確保が出来ていない」。
後者の場合、私は「開業は難しい」とハッキリお伝えします。
就労継続支援A型事業所の場合、サビ管が管理者を兼務すれば他の人員は特段の資格要件が無いためサビ管以外は集めやすいと思います。
しかし、このサビ管の要件に合致する人は中々見つかりません。
それだけ人材が不足しているということです。
「先生から紹介してもらえないか」
と言われることもあり、また、そういったお電話を頂くこともありますが難しいご相談です。
そもそも開業当初というのは利用者が集まらなかったり、集まったとしても新しい事業所での活動は中々上手くいかないことも多くあります。
それでも開業当初のメンバーで何とか頑張って事業所を黒字化に結び付けていきます。
言ってみれば開業当初のメンバーとは「苦楽を共にする」ということになります。
その中でもサビ管の役割は重要であることは言うまでもありません。
こうした人員を新規で立ち上げようとしている事業所が求人などで獲得することが出来るでしょうか?
既に別の事業所を運営していて、それなりの実績があれば信用もありますから求人を出しても獲得できる可能性は少なからずあります。
しかし、新規の場合は求人では集まらないと思っておいた方が良いと思います。
昨日、一昨日に記載したことは何とかしようと思えば何とかなる問題です。
しかし、人員を揃えるという点に関しては特に新規での立ち上げの場合は「当てがなければ」非常に難しいということを念頭に置いて頂ければと思います。
ということで、3回に渡って就労継続支援A型事業所のことを書いてきましたが少しでも参考になれば幸いです。