悲しい日

こんばんは。

13日の夜、我が家のネコが亡くなりました。21歳のおばあちゃんでしたが最後までトイレには自分で行き、ご飯も水も自分で頑張って食べに行ってました。

下の写真は1週間程前の物ですが、ストーブの前で過ごすいつもの様子です。高齢で弱っているためすぐに自分のベッドに戻る日々が続いていました。

ストーブの前がお気に入り

12日の時点でだいぶきつそうにしていました。13日の朝も咳き込む様子が酷くてギリギリな感じは見て取れましたが何とか乗り切って普段通りにしていました。

が、

夜に家族で少しだけ外出した間にいつもの寝床で息を引き取っていました。

帰宅してすぐに気付いたのですが体はまだ温かくお腹のあたりの毛が動いているようにも見えました。でも息をしていませんでした。

その日、私は仕事で少し出ていたのですが夕方には帰宅しており、朝から奥さんと娘は家に居ましたのでネコも家族の顔を見れたと思います。

そして、タイミングを計るかのように出かけたのを見て死んだ気がしてなりません。

元々は奥さんの実家にいたネコで奥さんが高校に上がるころに保護ネコとして譲り受けてきたネコでした。

奥さんが私と結婚してからも実家で暮らしていましたが事情により昨年の5月から我が家での生活が始まっていました。

以前まで我が家にもネコがいたのですが平成27年の夏に僅か5歳で病気により死んでしまいました。

当分はネコとの生活は無いかなと思ってたので、ちょっと嬉しかったです。既に高齢だったのでいつ死んでもおかしくない状況でしたが、それでも嬉しかったです。

娘も毎日のようにネコと遊んでそれはそれは楽しくしていました。高齢で弱っている事もちゃんと教えて、この日が来るときはちゃんと理解できなくてもしっかりと見せておこうと思っていました。

ネコが亡くなった後、完全には理解できていないと思いますが、それでも娘は大泣きしていました。

今日、火葬に行き骨となって帰ってきました。ほんと、こうなることが分かっていても悲しいものです。

ネコは人につく、という話をよく聞きます。亡くなったネコは奥さんについているネコでした。

なので、事情はどうあれ最後は奥さんがいる我が家で住むことになったんだろうと私は最初から感じていました。当然、奥さんもそう感じていたようです。言うまでもありませんが、奥さんはそれはもう深い悲しみを感じており、見ててもちょっと心配なくらいです。

それにしても21歳という年月は凄いなと思います。私が奥さんと付き合いだしたころ、そのネコを触ろうとするとよくひっかかれていました。

気が強くて人間の男が嫌いな女の子だったのでよく私は怒られてました。
歳を取ると段々おとなしくなってここ数年は私にも気軽に抱っこさせてくれてました。ひっかかれていた頃が本当に懐かしいなと。

冒頭にも書きましたが、最後の最後までトイレに自分で歩いていき、食べれるときに食べれる分の食事を自分で摂っていました。誰の手を借りる訳でもなく、最後まで自分でしっかりと生きていました。本当に頭が下がります。

弱った体で娘の相手をしてくれてありがとう。そして、最後に「死ぬ」ということがどういうものなのかを娘に教えてくれてありがとう。

この家で過ごした時間は短かったけど本当に良い思い出になりました。

多分、奥さんのことを心配していると思いますが自分がしっかり支えていくので大丈夫ですよ。だから今はゆっくり休んでくださいね。

ありがとう。