NPO法人の設立

こんばんは。

今日は土曜日でしたが無料相談の予定が2件入っておりましたので通常営業となりました。

その中でNPO法人の設立についてご相談いただきましたので手続きについて簡単に。

NPOの設立には時間がかかる

数ある会社の設立においてNPO法人の設立は非常に手間がかかる部類だと思います。

スムーズに申請を行うためのポイントは幾つかありますが、中でも私が最初にご案内することは

「役員と社員を確保してください」

という点です。

役員は理事が3名と監事が1名必要になります。

親族制限の規定がありますので上記した役員の最低員数で設立する場合は親族を入れることが出来ません。

このため、役員を揃えるのに苦労される人も多く見られます。

また、社員に関しては親族制限がありませんので簡単に集めることが出来るケースとそうでないケースがあります。

前者の場合は代表者の親族などで社員を固めるパターンが殆どなので社員集めには苦労しないでしょう。

問題は後者の場合ですが、既に任意団体として一定の活動を行っているケースによく見られます。

任意団体として活動している場合は、その活動に携わっている人が多く存在する場合もあり、誰を役員にして誰を社員にするかで話が進まないケースがあります。

過去、私が設立を担当したケースでは1年以上も話がまとまらなかったケースがあります。

こうしたことから、既に団体としての活動を行っている場合は一緒に活動している仲間に役員や社員の役割をしっかりと説明が出来るようにしておくことが必要と言えます。

これまで活動に携わってきたのに自分だけ除け者にされるんじゃないか、そう思う人も少なからず存在します。

そういった場合に、

  • なぜNPO法人を設立するのか
  • NPO法人じゃなきゃダメなのか
  • 役員はどんなことをするのか
  • 社員はどういう位置付けなのか

といった基本的なことを説明できるようにしておかなければ話が頓挫してしまうこともありますので注意しましょう。

今回のご相談者様においてはその点は問題ないとのことでしたので、手続きもスムーズに進められると思います。

明日も新規開業予定のお客様と面談です。

日曜日ですけど頑張りまーす。