どっちもどっち
こんばんは。
梅雨入りしたみたいですね。
1年を通して嫌いな時期の一つでございます。
さて、
知り合い、友人、お客様問わずよく聞かれることがあります。
「司法書士と行政書士はどっちが良いですか?」
これは、収入の事だったり仕事の面白さだったり聞いてくる人によって内容は異なります。
が、大抵のケースで私の答えは
「どっちもどっち」
となります。
どちらにも良い面、悪い面がありますので一概には何とも言えません。
ある意味、私は両方の資格を持っていて良いなと思うのは業際を気にしなくて良いという部分だけでしょうか。
例えば会社の設立を請け負う場合、行政書士資格だけだと登記を司法書士に頼まなくてはなりません。
私は行政書士業からスタートしましたが、登記だけ司法書士に依頼するのは段取り含め結構面倒に思っていました。
逆に許認可が絡むような設立の場合は定款の目的に何を記載するのかがよく分かっていない司法書士も結構おります。
もちろん、私も全てのことが分かる訳ではありませんが何に気を付ければ良いのかなど最低限の事は分かりますので動きやすいと言えば動きやすいです。
法人とのお付き合いの中で出てきやすいのが契約書や利用規約などの作成だったりしますが、なぜか司法書士にはこれらの作成権限がありません。
一応は試験内容(科目)がその資格業の業務内容を担保している筈なのですが、明らかに民法のレベルは司法書士試験の方が難しく(個人的見解です)、行政書士試験には無い民事訴訟法、民事執行法、民事保全法があり会社法等も盛り込まれています。
にも関わらず、契約書一つ作れないってなんで?と未だに思うところですが、そこは行政書士の資格と司法書士の知識を活かして対応している感じでしょうか。
とは言え、二つの資格を持っていても全ての業務に手を出しているわけではありません。
内容によっては他の司法書士、行政書士に仕事をお願いすることも実際にはあります。
なので、あくまでも「自分の範囲内」の話ですので、同じように両方の資格を持っている人がこれまた同じように思っているとは限りません。
たまに、同職のブログなどを読んでいると
「司法書士はやりがいがあって面白い!」
「行政書士の仕事が大好き!」
等々、私には眩しすぎることを書いている人がいますが、そんなことを表立って書ける(言える)人はそれはそれで素晴らしいなと思います。
まぁこの辺は独立しているかそうでないか等、立ち位置によって若干意見が変わってくるとは思いますけど。
「どっちもどっち」と答えた上で更に突っ込んで質問してくる人もいます。
そうした人には具体的に「司法書士はこうで、行政書士はこんなですよ」とお答えします。
が、ここで書くのは止めときます。
変な誤解を生むと困りますので(笑)
さてさて、
最近は業務の話から逸れてヨタ話ばかりしておりますが、業務のことを書くのに気が向かないので御了承下さいませ。
明日も雨ですが安全運転で行ってまいります。